昨夜部屋でアイスフェイスが騒いでいたら
勢い余ってアイスがパソコンに向かう母ちゃんの肘に歯を当てた。
それを叱ったら、アイスがビビリション!
それが止まらずあふれ出る泉のごとく、ビビリション?!
あっというまにオシッコまみれ!
ハンパじゃない量で洗い命令が下り、夜中に母ちゃんと一緒にお風呂に入った。
フウ~。やれやれ。もう夜中の2時やで。
明日は朝から教室行くんだから、さあ早く寝ましょ。
すると、ピカピカゴロゴロ・・・。雷が鳴り始めた。
アイスは雷が鳴ると「なんだ、おまえ~!コラッ!出て来い~!」と吠えまくる。
普通、犬って雷苦手なんじゃないかなあ~?
自然の驚異をわかっておらぬのか?
あ~、アイスがうるさい。
でもアイスがうるさいくらいで眠れないウズラちゃんではないぞ。さあ早く寝ましょ。
あれ?何これ?ヨダレ?なんでこんなに?
拭き拭き・・・。
あれ?なんで?今拭いたのに。
拭き拭き・・・。
ふと見ると、フェイスの口からポタポタポタポタ・・・・。
ヨダレがどうにも止まらなくなっている?!
まるでピッチを上げた点滴のようだ!
舌ではなく、下唇の先からあふれ出てくる?!
アイスの「泉のビビリション」も負けそうだ。
何?フェイス。もしかして雷怖いの・・・?
・・・・・。
いいよ、こっちにおいで。
・・・・・。
おいでってば!
以前のようにビミョーに距離を置いて、背中を向けて座るフェイス。
ウズラは眠くて眠くて、ベッドで横になって手を伸ばしてフェイスを撫でていた。
時々、雷が鳴り、地響きなんてした日にゃ、
フェイスさんは息が上がって、動悸が激しくなり、ヨダレ倍増!
でもひと言も声を出さないんだ。じっとしてるし。
大丈夫だよ。ここにいれば大丈夫。
気がまぎれるのではないかとヒヅメをあげたが、いつもの安心場所のバリケンにも入らないし、
食べ物にも見向きもしない?!
食べ物を無視するなんて、この前のジェニファーさんに夢中だった時以来2回目だ。
そんなにおっかないのか・・・?
っていうか、この夏、散々、夕立で雷鳴っていたのに
どうして今になって初めてそんなことになるのだ?
一説には「甘えられるようになったからではないか?」という声もあるが
じゃあ、あの時も怖かったクセに、何でもないフリをして頑張ってたのか・・・?
いつの間にか眠ってしまっていたウズラ。
ふと気が付くと、フェイスのヨダレは軽くお椀一杯分を超えるほど出ていて
床がエライことになっていた?!
そしてウズラの足元は、チャッカリアイスに見事に食い尽くされていた?!
パンツの裾の止め具も、ルームシューズも!ハア~ッ。ガッカリ。