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ウズラはニセコ1年生〜?!

アイスが、よその人を噛んでしまった

今日はお昼前にアイスと動物病院へ向かった。
フィラリアのお薬をどこへやってしまったのかわからなくなり
とりあえず今月分だけいただこう、と。
いつもより長い距離。練習半分、行ってみよう!

練習の甲斐もあって、自転車や車を目にすると、ペシャッと伏せる。
ちょっとカッコ悪いくらいでもあるが、いいぞいいぞ。よしよし。
前も後ろもしょっちゅう見て、自転車が来るのが見えたら早めに「待て」。
伏せたアイスの首近くのリードを踏んで、待っておく。
・・・ことになっていたのだが、何人目かで突然力を出して振り切り飛び掛って行ってしまった。
「イタイ!咬んだ~!」
自転車で通り過ぎたオバちゃんが叫んだ。
アイスは自転車に飛び掛って、自転車でなく、オバちゃんの足首を咬んだのだ。
「も~!なんで?ちょっとこの犬、私を咬んだわ!」
ジャージ素材のズボンの上からだったが、めくってみると足に10cmほど傷が。
「きゃー!寄って来んといて!住所と名前教えといてもらお」
住所とケータイ番号と名前を書いた。
謝り倒して、別れた。
あの感じでは、このままでは終わらないな・・・。覚悟。

病院の帰り、リードを踏むくらいでは済まないとなれば、首輪をつかんで待たなくては!とやっていたら
バックルの部分に指がかかっていたのだろう。バツンッと音がして首輪が外れた!?
アイスはリードどころか首輪までない丸裸状態!
わ!やめてー!
自分でもどうしたのか覚えていないが、アイスを抑えたまま前(車道)に飛んで行った首輪を拾い、
千切れたんじゃなくて、バックルが外れただけだと確認して再装着。
よく飛び出さずにいてくれたものだ、と冷や汗をかいた。

もうすぐ家に着くという頃。ケータイが鳴った。あのオバちゃんだった。
介護ヘルパーをしているそうで、薬局で応急処置を受けたが、薬局の人にも職場の人にも
病院へ行った方がいいと言うので一緒に来てほしい、と。
1人、病院へ送るヘルパーとしてのお仕事を終えたら行くので、と時間と場所を約束した。
今日が土曜日でよかった。日曜だったら、病院探しも大変だ。
菓子折りと包んだお金を用意して飛んで行った。
病院では消毒して化膿止めの内服薬が処方され、お会計。もちろん自費扱い。
順番待ちの間、会計待ちの間、ずっと謝りながらも聞かせてもらうと

小さい頃に犬に後ろから追いかけられて噛み付かれたことがあり
ずっと犬には近寄らなかった。30歳過ぎた頃~小さい犬だけ、どうにかかわいいねと言えるようになったのだけど、今もやっぱり怖い。
今日噛まれたのもこの後、これで熱が出てくるんじゃないか?ヘンになるんじゃないか?と思うとドキドキしてしまう!
でも、大丈夫みたいだし、先生もああ言ってはったから、お薬飲んでもう一回月曜日来たら
それで終わりにしますわ!
あなたには、十分よくしてもらったから、もういいからね。
では、月曜日だけ、もう一回ということで。

包んで行ったお金は返され、お菓子と治療費と薬局での応急処置の薬代だけもらってくれた。
「いいのよ、服なんて。職場がタダでくれたものやねんから」

「私ね、いつも仕事へ行くのがギリギリの時間で行くから
今日はいつもより5分早く出てん。
人間ね、いいことしたからっていいことがあるとは限らないものよ。
明日から私も通る道、変えよ~」

「あなた前にも遭ってない?遭ったと思うわ。夏頃。その時は噛まれなかったけど、危なかったのよ」「そうですか?まだあんまり外へは出していないんですけど、でも遭ったのかもしれません。夏ですか」「そう、去年」「あ、まだ生まれてないです」「あっそー。じゃあ違うのね~」ホッ。

介護ヘルパーして、老人さんをあちこちの病院へ送り迎えしているというのに
自分は病院が全くダメだと言う。
傷の消毒の時も子どもみたいに後ろ向いて目をつぶってた。
「送り迎えは平気やねん、私じゃないから。自分の時が怖いねん。
仕事上インフルエンザの予防注射とか受けなアカンねんけど
もう怖くて怖くて、検温するのも冷や汗かいて計れへんのよ」
あはは・・はは・・はあ~。

この辺りは道が狭く、歩道もお互いにちょっと避けないとすれ違う時に当たりそうになる狭さ。
ホンキでしっかりしつけないと、この街で大きな犬は生きていけません。
その点、フェイスは完全に街仕様の犬だ。
アイス、今日はこの程度で済んで助かったけど、
もしひどいことになれば殺処分と言われても仕方ないことだって考えると
心して外へ出なければいけない。
外へ出るのがちょっと怖くなった。

フェイスが噛むことに悩んでいたはずが、アイスの方がひどかった。
獲物を狙う目で飛び掛ってくる黒い犬。どんなに怖かったろう!
でも、アイスは早く通り過ぎる自転車より、
ゆっくりゆっくり漕いでいく自転車に飛び掛りたいようなので更に困る。
止めたら止めたで、ものすごい顔して怖い大きな声でその人に吠え掛かるのだ。
「行かせろオラ~ッ!ガオーッ!」怖くなった桜塚ヤックンのようになる。

先週はケータイを壊されてガッカリした週末だったが
今週はもっとブルーになる週末となってしまった。
都会ではボーダーも小型化されていること、小さい犬が多いこと、途中で手に負えなくなって手放す人がいること、そりゃそうなんだろうな~と妙に納得してしまった。

今日はNHKニュースでひろしまドッグパークのことが伝えられていたね。
数百人の人達が犬の譲渡会へやってきた、と。
まだちょっと不安そうなドキドキした感じの犬達だった。
by uzura_land | 2006-10-21 20:31 | 犬いぬDOGS!
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